犬や猫などペットを飼っている方からは、一緒にペットがヘミシンクCDを聞いても大丈夫かという質問が寄せられることがあります。
そこで、いくつかの文献を調査してみました。
すると、モンロー協会から大丈夫だとする論文が出ていますので紹介します。
ヘミシンクには動物に対しても人間と同じような効果がある
一般的に音楽は動物にも良い影響を与えます。
たとえば、
・クラシック音楽を乳牛に聞かせると、乳の出が良くなる
・モーツァルトの曲をニワトリに聞かせると、餌をよく食べるようになって、卵を沢山産む
などのことが実際に行われているそうです。
加えて、ヘミシンクの場合は、ヘミシンク周波数が入っていることで、動物たちはよりリラックスして、落ち着いた状態になります。
これについては、馬を対象にして2つの実験が行われています。
動物も脳波が周波数に同調する
馬に特殊なヘッドホンと脳波計を装着して、ヘミシンク入りの音楽を聞かせたところ、馬の脳も、人の脳と同じく、脳波の同調が見られました。
出典:Hemi-Sync Sounds for Synchronizing Brains of Horses
ヘッドホンを装着された馬の写真や脳波のデータも見ることができます。
動物に瞑想音楽(ヘミシンク周波数入り)を聞かせたら…
ケリー・ミストという名前の牝馬に瞑想音楽を聞かせる試みもされています。
この実験では、1)と2)を聞かせて、違いを観察しています。
1)瞑想音楽のみ
2)同じ瞑想音楽にヘミシンク周波数(シータ波とデルタ波)を入れたもの
このときは、蒸し暑くて、雷も鳴っているというリラックスしにくい環境下にありましたが、ケリー・ミストは、2)の音楽を聞いたときは、たいへんリラックスして、立っていられず、横になり、首を伏せてしまいました。
馬はもともと1日3時間しか寝ず、また立ったまま眠ることも多い神経質な動物です。
それが、ヘミシンクを聞くことで、犬や猫のように穏やかに寝てしまったというわけです。
出典:Behavioral Effects of Hemi-Sync Embedded Meditation Music on a Horse
結論
ペットにヘミシンクCDを聞かせたら、人間と同様に脳波が同調して、リラックスした状態になります。