「Hemi-Syncによる具現化」の感想と周波数解析

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たとえば、あなたが
「理想の恋愛をしたい」
「希望の職業に就きたい」
「お金持ちになりたい」
「病気を克服したい」
という願望があったとして、それを叶えるにはどうしたら良いでしょうか?

ヘミシンクでは願望を叶えるためのツールも用意されています。
それが、「Hemi-Syncによる具現化」というCDです。

Hemi-Syncによる具現化 CD

具現化とは

具現化という言葉は、日常ではあまり使われないのではないでしょうか。

具現化について、CDでは
「自分の考えたことが自分に引き寄せられること」
と説明しています。

しかし、私はもっとわかりやすく
「自分の思った内容を現実のものにすること」
とすれば良いと思います。

ヘミシンクCDの説明は、引き寄せの法則を意識しているようです。
引き寄せの法則は、「考えた内容は実現する可能性が高い」というものです。

しかし、現実は、考えただけで望みが叶うような単純なものではないでしょう。
そこで、「Hemi-Syncによる具現化」を制作したジョー・ギャレンバーガー博士は、サイコキネシス(念力)のメソッドを加えています。
サイコキネシス(念力)は、「こころのパワーによって物質に影響を与える」ものです。

サイコキネシス(念力)による願望実現については「超能力.net」に詳細に説明があります。

「Hemi-Syncによる具現化」CDの内容

「Hemi-Syncによる具現化」CDは、2枚組になっています。
CD1は、ジョー・ギャレンバーガー博士へのインタビュー(日本語)という形式をとって、具現化のやり方について語られています。
(収録時間:29分41秒)

CD2は、音声ガイダンス付きのエクササイズになっています。
下に述べている具現化の方法を行っていきます。
トラック1は、フルバージョンで、リラックスから具現化を行います。
(収録時間:42分08秒)

トラック2は、上級者バージョンで、リラックスしていることが前提で、具現化のエクササイズを行います。
(収録時間:31分46秒)

Hemi-Syncによる具現化の方法

Hemi-Syncによる具現化のメソッドは、次の7つのステップで行われます。

リラクゼーション

先ず、波の音を聞き、ピンクノイズを含んだヘミシンク周波数を聞いて、脳波を睡眠に近い状態にして、リラックスします。

さらに身体の各部位を意識しながら、筋肉を緩めていきます。
自律訓練法や催眠でもお馴染みのやり方かと思います。

エネルギーを浄化し、高める

不安や疑念などネガティブなブロックを閉じ込め、ポジティブなエネルギーだけに浄化し、高めるためのエクササイズです。
「ヘミシンク ゲートウェイ・エクスピリエンス」をやっている人にはおなじみの「エネルギー変換ボックス」です。

意識を拡張する

五感を超えて、意識を拡張します。直観が研ぎ澄まされた状態を創り出します。

パターンを描く

あなたが目指すものへの明確な意思を作り上げます。
すでに実現している状態をイメージして、夢の実現がもたらすポジティブな感情を体験します。

パターンを解放する

出来上がったパターンを解き放ちます。
パターンはより良いタイミングと形で、あなたの前に実現するはずです。
あなたは起こることを受け入れる心構えをします。

リラックス

エクササイズは終わりです。お疲れ様でした。
リラックスして心身を休めましょう。

覚醒

日常生活に戻ります。
脳波を睡眠に近い状態から、上昇させて、覚醒状態に戻します。

「Hemi-Syncによる具現化」CDの感想

オーソドックスなサイコキネシス(念力)のメソッドも学べるCDとなっています。
使いこなせれば、あなたの人生が豊かになっていくことでしょう。

しかし、これをマスターするのは至難の業です。
おそらく普通の人は5年かかっても難しいように思います。

それは、中に含まれるヘミシンク周波数を見ればわかります。

これは導入部のリラックスをもたらす部分です。

hemisyncによる具現化 左チャンネル

hemisyncによる具現化 右チャンネル

脳波を2Hzに導くバイノーラルビートが100Hz前後に、1Hz以下に導くバイノーラルビートが50Hz前後に見られます。
しかも、バイノーラルビート自体がピンクノイズに紛れて、たいへん小さくなっています。

これを「ゲートウェイ・エクスピリエンス WAVE 1」でみられるバイノーラルビートと比較すれば一目瞭然です。

ヘミシンク『ゲートウェイ・エクスペリエンス WAVE1』CD1 左チャンネル 周波数分析

しかも「ゲートウェイ・エクスピリエンス WAVE 1」が4Hzに導こうとするのに対して、人間の限界に近い1Hzに導こうとしているのです。

これがいかに大変かというと、ヘミシンクのライバルであるホロシンクでは、2Hzに導くのに最低半年はかかるとしているし、次のステップの1Hzに導くのに数年から十数年の期間と52枚のCDを必要としています。
「Hemi-Syncによる具現化」CDに含まれる、たった十数分のバイノーラルビート(しかも音が小さい)で、実現するのは困難なのがおわかり頂けると思います。

もしこのCDにチャレンジされるのであれば、脳波を下げるのに慣れるために「Brain Sound Quest 瞑想2」を併用されるのがお勧めです。

その他、気づいたのは2点です。
1)音声ガイダンスが翻訳調ですので、日本語の言葉の意味は優しいものの何を言ってるのか理解できない箇所がいくつかあります。

2)制作者のジョー・ギャレンバーガー博士のサイトとして、www.SinkCreation.com がCD中で紹介されています。
より深くメソッドを知るためには、このサイトを見たり、また、アクアヴィジョンセミナーの夢実現コース(日本語)を受講するのが良いと思われます。

「Hemi-Syncによる具現化」まとめ

「Hemi-Syncによる具現化」は、ヘミシンクとサイコキネシスの手法を組み合わせたものです。しかし、なかのヘミシンクも含めて難易度が高く、習得には数年かかると思われます。

なお、願望実現にはサブリミナルという手法もあります。

2019年3月16日
ジョー・ギャレンバーガー博士のサイトについて、「存在しない」と誤った記述をしていたのを指摘されましたので、訂正致しました。あらためてお詫びいたします。

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