ヘミシンクをiPhoneやipodなどに入れておくと、いつでもどこでもすぐに聞くことができて、大変便利です。
この記事では、ヘミシンクをiPhoneやipodに転送して聞くための方法と注意点を紹介しています。
圧縮とヘミシンクの効果
ヘミシンクCDをiPhoneやipod等の携帯音楽プレーヤーに入れる場合、効果が損なわれないようにフォーマットに注意する必要があります。
Hemisync公式サイト、及び各販売サイトでは次のように言っています。
圧縮されないフォーマット(WAVやAIFF形式)の場合 → 問題なし
Apple ロスレス(AAC形式)=可逆圧縮 の場合 → 問題なし
上の条件を守れば問題はありません。
一般的なmp3フォーマットの場合、音源データは圧縮されます。
以前はヘミシンクでは圧縮されたら、効果が損なわれるようなことを言っていました。
が、現在ではビットレート192kbps以上は問題ないというように方向転換しています。
このあたりは、20年以上のヘミシンク歴を持つ者としては、
以前はCDの音源がネットで不正に流れることを警戒していたのが
↓ ↓
自らダウンロードでの販売を始めるにあたって、都合よく主張を変えた
と見えなくもありません。
では、実際にビットレートが高いときと低いときとで、音源はどう変わるのでしょうか?
例として、ヘミシンク メディテーションで比較してみました。
【ビットレート256kbpsでmp3に変換した音源】
【ビットレート 96kbpsでmp3に変換した音源】
これを見比べると、20kHz以上の周波数の高いところでは、256kbpsと96kbpsでは大きく異なっています。しかしバイノーラルビート音のところでは、96kbpsでも左右の音の周波数の差はしっかり確保されているように見えます。
とはいえ、具体的な細かいデータに当たると、256kbpsが96kbpsになるとバイノーラルビートも少し変化していますので、低ビットレートでのmp3変換はお勧めできないようです。
iPhone にヘミシンクを入れる3つの方法
ヘミシンクCDをPCからiTunesを使ってiPhoneに転送する
もっとも一般的な方法です。
0)事前にインポート設定を、mp3の場合は「高音質(192kbps)」に、または「Appleロスレス」にしておきます。
非圧縮のAIFFやWAVでも大丈夫ですが、ファイルサイズが大きくなってしまいます。
(アップルの公式サイトへ)
1)CD の内容をPC上の iTunes ライブラリにインポート
2)PC上の iTunes とiPhoneやiPodを同期する
メリット:標準的なやり方なので、簡単で間違うことがありません。サポートもあります。
デメリット:CDやDVDドライブの付いた(または外付けにした)PCが必要です。
「CDレコ」を使ってiPhoneに入れる
PCを使わないで、iPhoneにヘミシンクCDを入れるのに、スマホ用 CDレコーダーを使うという方法があります。
おすすめは、アイ・オー・データ機器から発売されている「CDレコ」シリーズです。
I-O DATA iPhone スマホ CD取込 Wi-Fiモデル(高速) iOS/Android 「CDレコ」 土日サポート/返金保証/CDRI-W24AI2BL |
CDレコの特徴は
・音楽CDをスマホに直接取り込める
・選べる5つの音質設定(ロスレスならCDと同等の音質)
・対応機種は、iPhone5以降であればOK
ということです。
メリット:PCを使う必要がない
デメリット:購入するのに1万円前後かかる。ヤフオクで中古のwindows10搭載PCが1万円くらいから買えることを考えると、価格が高い気がしないでもない。
ヘミシンクmp3版を購入してiPhoneにダウンロードする
iTunes Storeからmp3版をダウンロード購入する
iTunes Store からmp3版をダウンロード購入すれば、CDドライブを使わなくてもiPhoneにヘミシンクを入れることができます。
ただし、購入できるヘミシンクは限られています。
2018年8月現在で、音声ガイドを含まないマインドフード系やメタミュージック系のうち、39商品が購入できるようです。
メリット:PCやCDドライブ等を使わずに済む
デメリット:購入可能なヘミシンクの種類が少ない
ヘミシンクの公式サイトからmp3版をダウンロード購入する
ヘミシンクの公式サイトからmp3版をダウンロード購入すれば、iTunes Store より多くの種類のヘミシンクを購入できます。
とくに音声ガイダンス付の日本語版ヘミシンクもダウンロード販売しているのは魅力です。とはいえ、2018年8月現在で、「Hemi-Syncによる過去世探究」「未来の探索」「Hemi-Syncによる成功の創出」など8種類に過ぎません。
残念ながら「ゲートウェイ・エクスピリエンス」の日本語版はダウンロード発売されていません。
また、Safariなどの標準ブラウザでは、mp3音源を直接ダウンロードすることは出来ないという問題があります。過去にはmp3音源などを直接ダウンロードできるブラウザも存在しましたが、現在は消えています。
そのため、ヘミシンクの公式サイトには
“Our MP3s cannot be downloaded directly to an iPhone, iPad, or iPod, and some other devices.”
と記述されています。
ただし、アプリ「Documents by Readdle」(無料)を使えば、PCを通さずに iPhoneに直接ダウンロードできます。(2018年8月現在)「Documents by Readdle」の使い方の詳細はこちらにあります。
メリット:
PCやCDドライブ等を使わずに済む
iTunes Store より多くの種類のヘミシンクを購入可能
デメリット:
標準的な方法ではないので、iPhoneに詳しくない人にはおすすめできない
日本語ガイダンス付ヘミシンクの種類が少ない
以上、iPhone にヘミシンクを入れる方法には、それぞれメリット・デメリットがあります。購入したいヘミシンクCDはなにか、PC保有の有無によって選択すれば良いでしょう。