ヘミシンクの多くのCDは、以前はプラスチックケース(ジュエルケース)仕様でしたが、デジパック仕様にパッケージ変更が進んでいます。
一方で、ヘミシンクの看板商品である『ゲートウェイ・エクスペリエンス』は、プラスチックケース(ジュエルケース)から、紙ジャケ仕様になっています。
デジパックは、厚紙のパッケージにプラスチックのトレイを接着したものですが、『ゲートウェイ・エクスペリエンス』にはプラスチックのトレイはなく、紙製のスリーブにディスクを入れるようになっているので、紙ジャケ仕様となるようです。
新旧パッケージの『ゲートウェイ・エクスペリエンス』を比較してみると、いくつか変わった点がありましたので、この記事でまとめてみました。
なお、CD自体は、ゲートウェイマスターズ版で変わっていないようです。
パッケージ変更に伴う変更点
1.厚さが半分以下に
『ゲートウェイ・エクスペリエンス』は、第1巻から第7巻までありますが、各巻にはCDが3枚収納されています。
各巻の厚みを比較すると…
上の写真のように、プラスチックケース(ジュエルケース)に比べて、厚みが1/2以下になっています。
測ってみると、
・プラスチックケース(ジュエルケース)が 24mm
・紙ジャケが 9mm
となっていました。
『ゲートウェイ・エクスペリエンス』の全7巻全部を揃えるとなると、けっこう場所をとるので、これは助かりますね。
2.ブックレット(ジャケット)の解説の文字が大きく
下の写真のように、新版になって文字が大きくなっています。その代わり、上下左右の余白が少なくなりました。
行間は同じくらいですが、文字が大きくなっている分、詰まっている感じがします。
老眼の人には読みやすくなったのかもしれませんが、行間や余白が取れていなくて、かえって読みにくいと感じる人もいるように思われます。
3.日本語訳が改善
日本語訳が少しこなれて、話し言葉に近くなったようです。
例えば、写真の「ウエーブ1-ディスカバリ」の目的の記述などは変化がはっきり見られます。
もっとも大きく変わったのは、ゲートウェイの「命題」が「アファメーション」と修正されたことです。
アファメーションは既に日本語として定着していますし、逆に「命題」と言われて、これがアファメーションのことだとすぐにわかる人は少ないのではないでしょうか。
アファメーションの言葉自体も、まだまだですが(というより酷い日本語ですが)少し分かりやすくなりました。(上の写真参照)
しかし、アファメーションの言葉が、音声ガイダンスにあるアファメーションの言葉ともまだ一致しません。
つまり、元の原文の英語自体は同じなのですが、訳が
- 旧版ブックレット
- 新版ブックレット
- CD中の音声ガイド
で皆違っているわけです。
音声ガイダンスでのアファメーションは、もっと話し言葉に近いです。
参照:
ゲートウェイ・アファメーションは、オリジナルの英語ではこうなっています。
Therefore, I deeply desire to: to expand, to experience, to know, to understand, to control, and to use such greater energies and energy systems as may be beneficial and constructive to me and to those who follow me.
Also, I deeply desire the help and cooperation, the assistance, the understanding of those individuals whose wisdom, development and experience are equal or greater than my own.
I ask for their guidance and protection from any influence or any source that might provide me with less than my stated desires.
4.紙ジャケ版(新版)の問題点
上のように少し改善されましたが、紙ジャケ版(新版)の解説にもまだ問題が残っています。
ここでは、次の2点を指摘しておきたいと思います。
1.「アファメーション」が「命題」のままになっている箇所がある
新版でも、ブックレットは4ページ以降は文章が変更されていないようです。
そのため、7ページに「命題」という言葉が、いきなり出てくる形になっています。
ここも「ゲートウェイの命題は、あなたの意志と注意に焦点をあてます」ではなく「ゲートウェイのアファメーションは、あなたの意志と注意に焦点をあてます」にするべきでした。
2.新たなミスプリントも
新版では、新たなミスプリント(誤植)もあります。
リアジャケットに、写真のように、日本語の代わりに意味不明のアルファベットが…
まとめ
『ゲートウェイ・エクスペリエンス』は、紙ジャケ仕様になって、薄くなり、解説の日本語が改善されました。が、まだおかしい点も残っています。