ヘミシンクの危険性を考える 7つのポイント

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ヘミシンクのCDでは、「体外離脱」「死後の世界」「臨死体験」「前世を思い出す」などを謳っているため、危ないものではないのかという疑問を持たれる人が多いようです。

そこで、この記事では、なるべく客観的な立場で、ヘミシンクの危険性について考察してみたいと思います。

危険の看板 パブリックドメイン

ヘミシンクの危険性を考える場合には、2つの要素があります。

1つは、ヘミシンクが、バイノーラルビートという手法を使って脳波をコントロールしようとすること

もう1つは、ヘミシンクが「体外離脱」のようなオカルト的問題を扱っていること

これらは分けて考える必要があります。以下に述べるヘミシンクの危険性に関する7つのことのうち、1から5は、主に前者の問題で、ブレインシンクなど他の脳波誘導に共通する問題です。一方、6と7は、後者のヘミシンク特有の問題です。

ヘミシンクの危険性を考える 7つのポイント

1.ヘミシンクは基本的には安全である

ヘミシンクでは、安全であることを謳っています。
しかし、その根拠(臨床試験等)については、ヘミシンクの公式サイトやモンロー協会のサイトを探しましたが発見できませんでした。

とはいうものの、世界中で数千万人が使用しているものであり、10年や20年といった長年の愛用者も沢山いますので、その実績から、「安全である=危険ではない」と言って良いと思います。

ヘミシンクCDに見られる注意書き

2.てんかん等の発作を起こす危険性はある

光の点滅刺激で、てんかんの方が発作を起こすことはよく知られています。同様に、ヘミシンクの聴覚刺激でも起こる可能性がないとは言えません。
そこで、ヘミシンクの注意書きにも、そのような方は「ご使用になる前に医師にご相談ください」との記載があります。

3.成長期の子どもに害を与えないか

バイノーラルビートによる脳波誘導が、まだ完成されていない成長期の子どもの脳に影響を及ぼさないか、という懸念があります。
しかし、ヘミシンクでは子ども向けの製品「ララバイ(Lullaby) 」「ウサギのロビー」を出しています。

管理人はヘミシンクに質問したことがありますが、長年の実績で子供にも安全性が証明されていると考えているとのことです。

一方で、ヘミシンク以外では、万一に備えて、一定の年齢(9歳など)以下のお客様のご使用は控えるように注意書きをしているところもあります。

4.クルマの運転の使用は危険である

ヘミシンクを聞くことは、一種の意識変容状態を招きます。そのため注意力が散漫になる恐れがありますので、クルマの運転その他の危険を伴う作業中は使用してはいけません。
(上の写真のように、注意書きに明記してあります)

5.中毒性があるかもしれない

ヘミシンク等の脳波誘導系CDを聞いてリラックスすると、なんとも言えず気持ち良い感じがします。これを意識変容状態と言いますが、この気持ち良さを味わいたくて、繰り返し聞いてしまう人もいます。同じことは、瞑想だけでも起こります。

しかし、ランニング中毒などに比べても弱いもので、害になると言えるものではありません。

6.オカルトを信じる立場からの警告も

ヘミシンクでは「内なるガイドとつながる」など他の存在とチャネリング(交信)するようなCDがあります。すると、オカルトを信じる人から、本気で「安易にやって低級霊に憑依された人がいる」というような話があります。

また、「体外離脱したら戻れなくなる」と心配の意見をあげている人もいます。

いずれも非科学的な話で、気にするような問題ではありません。

7.幻覚を見るために努力している?

ヘミシンクの「体外離脱」「死後の世界」「臨死体験」「前世を思い出す」などは、一般的に見れば虚構(フィクション)です。

とすれば、そこで見たり体験したりするものは、幻覚であり、幻想に過ぎないことになります。実際に、体外離脱や明晰夢を見るには、不規則な睡眠状態に身を置くなどの幻覚を見やすい状態になることが条件になります。

ヘミシンクは、そういった幻覚を見るために高いお金と時間を費やすわけで、その意味での危険性はあるのかもしれません。

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