ヘミシンクにはいろいろな瞑想のためのCDが出ています。
どれを選んでどう進めたら良いかについて、参考になればとお話しさせて頂きます。
これはヘミシンク歴20年以上で本国セミナーにも参加したことがある上級者に伺ったお話を再構成したものです。
1.瞑想用のヘミシンクCD
ヘミシンクには瞑想用と謳ったCDが数多く出ています。
ゲートウェイ・エクスピリエンス
ゲートウェイ・エクスペリエンスは、ヘミシンクの家庭学習用プログラムです。全部でWave IからWave VIIIまでの8巻あります。
ヘミシンクのフラッグシップ製品といって良いでしょう。
マインドフード
マインドフードは、特定の目的を達成するために、音声ガイダンス及びヘミシンク周波数を含んだサウンドパターンによって両脳状態になるようにデザインされた特殊な音響効果が入っているCDです。
音声ガイダンスの指示に従って、体をリラックスさせたり、イメージするどのエクササイズを行いますが、CDによっては、音声ガイダンスの入っていないものもあります。
瞑想用としては次のものがあります。
・音響効果だけ(音声ガイダンスなし)のもの
- ヘミシンク・メディテーション など
・音声ガイダンスによる誘導瞑想を行うもの
- タイムレス・ピース(Timeless Peace)
- 内なるガイドにつながる(Connecting with Your Inner Guides)
- Hemi-Syncによるチャクラ瞑想(Chakra Meditation) など
メタミュージック
メタミュージックCDは、音楽とヘミシンク周波数が組み合わさったものです。
- アセンション
- インナー・ジャーニー
- エンジェル・パラダイス
- コスミック・トラベラー
- コスミック・コンシャスネス
ほか多数あります。
このうち下の2つは「メタミュージック・アトモスフィア」という新しいカテゴリーになっています。
「メタミュージック・アトモスフィア」は、2013年から新たに加わった製品カテゴリーです。メタミュージックのうち、アトモスフェリック・ミュージック(特定の雰囲気を提供するための音楽)というものが使われています。
2.おすすめは ゲートウェイ・エクスピリエンス WAVE1
初心者がヘミシンクで瞑想を行うには、 ゲートウェイ・エクスピリエンス WAVE1で始めるのが良いです。
メタミュージックCDは経験豊富な方向けですし、さらに音声ガイダンスも音楽も入っていない「メディテーション」などはベテラン向けです。
音声ガイダンスにより誘導瞑想を行うCDもありますが、ゲートウェイ・エクスピリエンスの方が初心者に適しています。
その理由として次の3つがあります。
1)音声ガイダンスが初心者向けに丁寧に作られている
音声ガイダンスが、瞑想に入るためのエクササイズを段階を1つずつ踏んで進めるようになっています。
2)ヘミシンク周波数が到達しやすいはっきりした4Hzシータ波
ヘミシンク周波数もはっきりしたシータ波刺激になっていて、初心者向けの構成になっています。
他の誘導瞑想CDに含まれているヘミシンク周波数は、慣れが必要な、シータ波ではなく2Hz程度のデルタ波になっているものも少なくありません。
3)瞑想状態=変性意識状態である「フォーカス10」を目標にしている
「フォーカス10」は「こころは目覚めたまま、からだがリラックスした状態」と説明されています。
フォーカス10は瞑想して到達する変性意識状態です。
フォーカス10を自覚できれば、自分が瞑想で変性意識状態になったことがわかるようになります。
他の誘導瞑想CDには、過去世を見たり、自分のガイドにつながる等他の目的がありますが、WAVE1はフォーカス10になることが目標になっています。
Wave1の内容は次の通りです。
1.オリエンテーション(33分10秒)
2.フォーカス10序章(37分10秒)
3.アドバンスト・フォーカス10(35分47秒)
4.リリース&リチャージ(35分36秒)
5.探索、睡眠(37分01秒)
6フリーフロー・フォーカス10(33分43秒)
3.フォーカス10の状態になる
瞑想の初心者は、先ずフォーカス10の状態になることを目指します。
フォーカス10は、「こころは目覚めたまま、からだがリラックスした状態」「からだは眠っているけれど、こころは起きている状態」と説明されています。
「意識は明晰なのに、身体の感覚はない状態」と言っても良いでしょう。
この段階では、瞑想に他の目的を求めません。フォーカス10になることだけを目的にします。
そのためには、定期的に(できれば毎日)ガイダンスを聞きながら、エクササイズを行います
多くの方は、ゲートウェイ・エクスピリエンス Wave1の#1 から #3まで丁寧にやっていれば、フォーカス10を経験できるようになります。
4.フォーカス10 に慣れる
CDを聞いて、フォーカス10に入れるようになったら、いつでも瞑想中にフォーカス10になるように習熟しましょう。
ガイダンスは無視して良い
Wave1を聞きながら、瞑想しフォーカス10を目指しますが、この段階では1つ1つ音声ガイダンスに従ってエクササイズを行う必要はありません。
ピンクノイズとバイノーラルビートのヘミシンク周波数に浸りながら、自分の体と外部の感覚を完全に手放すことができる瞑想状態に入ることに集中します、
5.その後は自由に
こうして、フォーカス10の状態をしっかり自分のものにしたら、どう進めるかはあなたの自由です。
ゲートウェイ・エクスピリエンスのWAVE2 に進むのも良いですし、他の瞑想用ヘミシンクを行っても大丈夫です。
まとめ
瞑想をあまりやってない人は、あれこれヘミシンクCDに手を出しても上手くいかないことが多いです。
先ず、フォーカス10という瞑想状態に入れるようになることです。完全にリラックスした状態、自分の身体の意識がなくなる状態、外部への感覚を忘れた状態を目指しましょう。
そのうえで、いろいろな瞑想製品を試してみるのが、遠回りのようですが、結局は上手くいくコツです。