『体外への旅』CDの内容と周波数解析 その2

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前回に続いて、『体外への旅 ― サポート用Hemi-Syncシリーズ』の3枚目から6枚目のCD(Disc3 ~ Disc6)について、詳しく解説します。

ヘミシンク体外への旅CD

Disc3『状態 A(半覚醒状態)』

『体外への旅』CDの3枚目から、本格的なエクササイズに入ります。

このエクササイズで目指す「状態 A」というのは、「意識をひとつに集中して、いつまでも半覚醒状態を維持できること」と説明されています。

Disc3『状態 A(半覚醒状態)』の内容

Disc3『状態 A(半覚醒状態)』は、基本的には、ピンクノイズとバイノーラルビートで構成されるヘミシンク周波数がずっと流れているだけです。

ただ、20分に1度の間隔で計3回(12分、32分、52分)「ビーコン・ガイドポスト」と言われる注意を喚起する信号が流れます。その後、男性の「それでは、あなたのこのエクササイズに対する目的を思い出します」というメッセージがあります。

Disc3『状態 A(半覚醒状態)』の周波数

このCDに含まれるヘミシンク周波数は、次のようになっています。

ヘミシンク『体外への旅』Disc3 主要部 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc3 主要部 右チャンネル

・左チャンネル 202Hz、右チャンネル 198Hz ⇒4Hz(シータ波)へ導きます。
・左チャンネル 258Hz、右チャンネル 242Hz ⇒16Hz(ベータ波)へ導きます。

インサイトCDなどのように変化することなく、最初から最後まで、同じです。

ただし、「ビーコン・ガイドポスト」という注意喚起信号が流れる箇所では、注意を引くために、より高い周波数の音が追加されています。

ヘミシンク『体外への旅』Disc3 ビーコンガイドポスト 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc3 ビーコンガイドポスト 右チャンネル

追加されているバイノーラルビート
・左チャンネル 667Hz、右チャンネル 651Hz ⇒16Hz(ベータ波)
・左チャンネル 1000Hz、右チャンネル 986Hz ⇒14Hz(ベータ波)

Disc4『状態 B』

「状態 B」というのは、「何も考えず、感覚も意識しない半覚醒状態」です。
状態Aと同じ半覚醒ですが、一歩進んで、注意や集中もしなくなった状態と言っても良いかもしれません。

Disc4『状態 B』の内容

Disc4『状態 B』は、ピンクノイズとバイノーラルビートで構成されるヘミシンク周波数がずっと流れているだけです。
Disc3 のように20分置きに、注意喚起信号やメッセージが流れることもありません。

Disc4『状態 B』の周波数

このCDで流れる基本のヘミシンク周波数は、Disc3と全く同じです。
言い換えると、Disc4は、Disc3から「ビーコン・ガイドポスト」という注意喚起信号とメッセージを抜いたものです。

ヘミシンク『体外への旅』Disc4 主要部 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc4 主要部 右チャンネル

・左チャンネル 202Hz、右チャンネル 198Hz ⇒4Hz(シータ波)
・左チャンネル 258Hz、右チャンネル 242Hz ⇒16Hz(ベータ波)

実は、このヘミシンク周波数の組み合わせは、ヘミシンク『コンセントレーション』と同じです。

比較すると、ヘミシンク『コンセントレーション』の方が、バイノーラルビートの音量が高いだけということがわかります。

ヘミシンク『コンセントレーション』左チャンネル

ヘミシンク『コンセントレーション』右チャンネル

Disc5『状態 C』

Disc5で目指す「状態C」とは、「状態B」の半覚醒状態から、意識を深めていく状態とされています。そのうえで、感覚遮断が起こり、触覚、嗅覚、味覚がなくなって、聴覚も、最後には視覚もなくなっていく、と説明されてます。

Disc5『状態 C』の内容

Disc5『状態 C』は、Disc 4『状態 B』と同様に、エクササイズのための音声ガイドのようなものはありません。ただ、ピンクノイズとバイノーラルビートで構成されるヘミシンク周波数が60分間ずっと流れているだけです。

流れる音も、基本はDisc 4『状態 B』と似た音が流れています。
が、10分過ぎ、30分過ぎ、50分過ぎに、「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」が流れます。

Disc5『状態 C』の周波数

Disc5『状態 C』のヘミシンク周波数は、基本は、Disc3『状態A』Disc 4、『状態 B』と同じです。

ヘミシンク『体外への旅』Disc5 主要部 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc5 主要部 右チャンネル

・左チャンネル 202Hz、右チャンネル 198Hz ⇒4Hz(シータ波)
・左チャンネル 258Hz、右チャンネル 242Hz ⇒16Hz(ベータ波)

20分間隔で数分だけ流れる「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」は、次のようなバイノーラルビートになっているようです。

ヘミシンク『体外への旅』Disc5 体外離脱と明晰夢に導くための強化信号 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc5 体外離脱と明晰夢に導くための強化信号 右チャンネル

・左チャンネル 101Hz、右チャンネル 99Hz ⇒2Hz(デルタ波)
・左チャンネル 175Hz、右チャンネル 179Hz ⇒4Hz(シータ波)
・左チャンネル 262Hz、右チャンネル 266Hz ⇒4Hz(シータ波)
さらに、50Hz付近にも、1Hz以下に導くようなバイノーラルビートが見られます。

Disc6『状態 D』

いよいよ、最後の体外離脱を実現するための1枚が、Disc6『状態 D』です。
完全に目覚めた、かつ、深いリラックス状態から、「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」を受けることになります。

Disc6『状態 D』の内容

Disc6『状態 D』も、Disc4やDisc5と同じく、エクササイズのための音声ガイドのようなものはありません。ヘミシンク周波数が60分間ずっと流れているだけです。

内容は、ベースとして、リラックスするためのヘミシンク周波数が流れますが、20分間隔で、「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」が発せられます。
そして、「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」と言っても、Disc5とは異なり、高周波が含まれますし、信号が発せられている時間も、2、3倍長く(7分間以上)なっています。

Disc6『状態 D』の周波数

Disc6『状態 D』のヘミシンク周波数は、ベースとなるバイノーラルビートは、次のようなものです。

ヘミシンク『体外への旅』Disc6 主要部 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc6 主要部 右チャンネル

・左チャンネル 175Hz、右チャンネル 179Hz ⇒4Hz(シータ波)
・左チャンネル 262Hz、右チャンネル 266Hz ⇒4Hz(シータ波)

これは、Disc5『状態 C』のなかで「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」として流れたものに類似しています。

このCDにおける「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」は、次のようなバイノーラルビートになっています。

ヘミシンク『体外への旅』Disc6 体外離脱と明晰夢に導くための強化信号 左チャンネル

ヘミシンク『体外への旅』Disc6 体外離脱と明晰夢に導くための強化信号 右チャンネル

・左チャンネル 101Hz、右チャンネル 99Hz ⇒2Hz(デルタ波)
・左チャンネル 598Hz、右チャンネル 602Hz ⇒4Hz(シータ波)
・左チャンネル 1,006Hz、右チャンネル 1,010Hz ⇒4Hz(シータ波)
さらに、50Hz付近にも、1Hz以下に導くようなバイノーラルビートが見られます。

加えて、2,400Hz前後や10,000Hz以上の高周波が含まれています。
(左右の音に周波数の違いはなく、バイノーラルビートではありません。)

感想とまとめ

CDの感想 ~ 意外な内容

ヘミシンク『体外への旅』CDは、管理人が事前にイメージしていたものとは、かなり違っていました。
体外離脱のためのCDということで、事前の知識から、寝ているときの超リラックスした状態から急に覚醒状態を起こす明晰夢のようなパターンかと思っていたのですが…

実際には、先ずベースとなる半覚醒状態をつくるためのバイノーラルビートが、実は集中状態をつくる『コンセントレーション』とほぼ同じようなものでした。

「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」については、管理人はまどろみの状態から覚醒に促すために、高いベータ波などに導くバイノーラルビートや刺激の大きな高周波音を想像していました。
しかし、実際には、高周波の音は含まれるものの、音量は小さ目ですし、穏やかな音でした。

「体外離脱と明晰夢に導くための強化信号」の正体は、ピンクノイズに左右それぞれに6つのパルス波を組み合わせたものです。追って、このブログでも作成して提供したいと思います。

ヘミシンク「体外への旅」で体外離脱できるか

体外離脱の方法は、いくつも存在します。ヘミシンクのやり方も1つの方法ですが、かなり根気が必要と思われます。

いろんな体験談等を読みますと、睡眠のリズムを壊す手法をメインにした方が、ヘミシンク「体外への旅」を使うにしても、体外離脱が出来る可能性は高いように感じます。

たとえば、このCDを普通に聞くより、夜中に途中で起きて使うなどしてはどうでしょうか。

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