人間にとって、もっとも重要な能力は、創造力だと言われます。
創造力は、自分でなにか新しいことを考えついたり、発見したりする能力です。
創造によって生まれるものは、アイデアや理論であったり、ジョークやお笑いのネタのようなものであったり、文学作品や絵画や音楽のような芸術作品、発明品のようなものまで、形のあるもの・ないもの様々です。
創造力は、その重要性ゆえに、教育やビジネスの立場から、また心理学や認知科学、技術工学、哲学等さまざまな分野からアプローチされています。
ヘミシンク等の脳波誘導CDにおいても、創造力を高める商品が発売されています。
創造力を開発するヘミシンク
Hemi-Syncによる創造性開発(クリエイティヴ・ウェイ)
アルバムシリーズの1つで、4枚組のCDになっています。
創造力を開発をすることをテーマにしたヘミシンクのなかで、もっとも本格的な商品です。
音声ガイダンスに従って、8段階のエクササイズを行います。
自分のなかにある「内なる創造主(インナー・クリエイター)」とつながるようにイメージしていきます。
商品名
日本語: Hemi-Syncによる創造性開発(クリエイティヴ・ウェイ)
英語:The Creative Way with Hemi-Sync
メタミュージック系
ヒーリング系音楽にヘミシンク周波数を入れたメタミュージック系のCDにも創造力を開発することを目的にしたものがあります。
アインシュタインズ・ドリーム
20世紀最大の科学者が愛したモーツァルトの音楽が知性と精神性を高める
ガイア
水の音とフルートとギターの音色を組み合わせた音楽がイマジネーションを広げる
シーズンズ・アット・ロバーツ・マウンテン
ヴィバルディの「四季」を現代版にアレンジしたとか。加速学習にも。
エマージェンス
スイスで生まれた楽器「ハング」で奏でられた癒しの音楽が、直感やヒラメキを呼ぶ。
ヘミシンク創造性開発の疑問点
さて、ここで「創造を呼ぶ脳波はなにか」ということを考えてみたいと思います。
いろんな文献をあたるといくつかの説が出てきますが、だいたいシータ波を中心にしたレンジに入るものがほとんどです。具体的には、3.5Hz-8Hzくらいの間です。
これは、夢見の状態とも重なります。
実際に湯川秀樹博士のように、夢のなかで画期的アイデアのヒントを得た人は少なくありません。
ところが、「Hemi-Syncによる創造性開発」に含まれるバイノーラル・ビートを周波数分析すると、1Hzから2Hzが中心であることがわかります。(他の周波数も少しは含まれていますが)
1Hzから2Hzの極めて低い脳波を目指すのは、ホロシンクと重なるものです。
ホロシンクの場合、最初の1枚の半分だけでも、最低半年は聞き続けなければいけません。それほど1Hzから2Hzといった低い周波数の脳波を達成するのは難しいのです。
ヘミシンクでもホロシンクと同じバイノーラルビートという脳波誘導手法を使っています。
このことから、「Hemi-Syncによる創造性開発」でも目的の効果を得るには数年単位でかかると推測されます。
まとめ:ヘミシンクのク創造性開発は、目標とする脳波が低すぎて、効果を得るのは時間がかかり過ぎるのではという疑問があります。
他社の創造性開発のためのCD
そんなわけで、創造性開発の目的とすれば、ヘミシンクより他社のものをお試しになるのが良いと思われます。
Brain-sync Creativity (ブレインシンク・クリエイティヴィティ)
ブレインシンクのCreativityは、シーター波とアルファ波に導くバイノーラルビートとヒーリング音楽で構成されています。
ただ、売られているところは少ないです。(Yahoo!ショッピングくらい?)
Vantage Quest 6(ヴァンテージ・クエスト)
Vantage Questは、ヘミシンクや上のブレインシンクのバイノーラルビートとは異なり、ハーモニックマトリックスという手法で脳波を誘導します。
シータ波(4Hz)からアルファ波(8Hz)ベータ波(12Hz、16Hz)と脳波を広範囲に同時活性化します。(いちばん強いのはシータ波)
そのため、聞いていくと、リラックスすると同時に頭がとても冴えるのが実感できます。
聞いた人は、2種類の創造性テスト(IQテストのようなもの)において、スコアが2割以上アップしたという報告もあって、いちばんのお勧めです。
Vantage Quest の詳細