最近は、骨伝導イヤホン(ヘッドホン)をお使いの方も多いですね。
骨伝導は、耳の穴や鼓膜を使わないで、耳周辺の骨を振動させて、その振動が蝸牛へ伝わる仕組みですが、ヘミシンクで使っても問題ないのでしょうか。
基本的には、ヘミシンク周波数(バイノーラルビート)特有のうなり音が感じられれば、大丈夫なはずです。
うなり音が感じられない場合は効果がないという意味ではありません。うなり音がなくても効果はありますが、うなり音があれば効果があることがわかるということです。
ヘミシンクには明確な記述はないが…
ヘミシンクやモンロー協会のサイトを見ても、骨伝導イヤホン(ヘッドホン)に関する記述は見当たりませんでした。
しかし、ヘミシンク製品以外のバイノーラルビートが、骨伝導イヤホン(ヘッドホン)を通して聞いても効果があることはわかっています。
バイノーラルビートを使ったいくつかの試験報告でも骨伝導ヘッドホンが使われた例がありますし、管理人もバイノーラルビート特有のうなり音が生じることは確認しています。むしろ、他のイヤホンタイプのものより、うなり音がはっきり感じられるくらいです。
そのため、ヘミシンク製品でも骨伝導イヤホン(ヘッドホン)で聞いても効果があると考えられます。
自分で確認してみましょう
骨伝導イヤホン(ヘッドホン)でも最近は2,000円もしないような格安のものが出てきています。
そんな骨伝導イヤホン(ヘッドホン)でも効果があるでしょうか?
お持ちの方はご自分で確認してみましょう。
うなり音は聞こえますか?
聞こえない場合は、耳を塞ぐとはっきり聞こえるはずです。耳栓を使いましょう。
私も非公式で脳波計を引っ張り出してきて実験しましたが、耳栓をした方がはるかに効果が高かったです。
空気伝導イヤホンは効果がない説
骨伝導イヤホン(ヘッドホン)以外に空気伝導イヤホン(ヘッドホン)というものがあります。骨伝導イヤホンより装着感がよく、これから人気が出ると言われています。
実は、以前英語版のWikipediaで、ロバート・モンローの項目に
「空気伝導イヤホンには、バイノーラルビートの効果がない」という記述が長くありました。
2002年、精神生理学的研究協会でのバージニア大学の発表では、モンローの主張が検討された。 このプレゼンテーションでは、モンロー氏のセットアップの標準的な電磁ヘッドフォンを、ゴムチューブでリモートトランスデューサに接続された空気伝導ヘッドフォンに置き換えると、脳波計の変化が起こらないことが実証された。(弊訳)
https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Monroe
しかし、これに疑念を持った人が調べたところ、元の発表が本当にあったのかすら確認できず、現在では丸ごと記述が削除されています。
空気伝導だとバイノーラルビートの効果がどうなるかは、念のため、確認しておいた方が良いと思われます。
まとめ
骨伝導イヤホン(ヘッドホン)でもヘミシンク の効果はあります。
うなり音を十分感じたいなら、耳栓をした方が良いでしょう。
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