明晰夢とヘミシンク

明晰夢（Lucid Dream）とは、「自分で夢であると自覚しながら見ている夢」のことを言います。明晰夢が可能になると、夢をコントロールして、夢の中で現実には不可能なことを体験することができます。

明晰夢は、私たちの意識の90％以上を占めるとされる潜在意識にアプローチする方法としても重要です。

明晰夢で起こることは、体外離脱と大変似ています。２つの関係については、体外離脱などは明晰夢の１部とするものもありますが、似て非なるものとする説が多いようです。

ヘミシンクでは、「明晰夢シリーズ」というＤＶＤを発売しています。
ＤＶＤといっても、音声のみで映像は含まれていません。ＣＤでは時間が足りないので、睡眠時間に合わせて８時間という長時間再生できるようにＤＶＤになっているわけです。

寝ながら、ヘミシンク音を聞きながら、4つのエクササイズを行っていく内容になっています。

明晰夢を見る方法
明晰夢で得られること
ヘミシンクで明晰夢を見た体験談
結論まとめ

明晰夢を見る方法

明晰夢を見る方法は、ヘミシンクに限らず、いくつも方法があります。
むしろ、ヘミシンクの方法は古いと評されることもあります。

１.脳波誘導のＣＤ（ＤＶＤ）によるもの

ヘミシンクの「明晰夢シリーズ」以外にも
・Brain Sync 「Lucid Dreaming」
・Immrama Institute 「DreamWalk CD」
があります。

いずれも、脳波を睡眠の脳波に誘導した後、急に覚醒に近い脳波になるようになっています。欠点としては、睡眠中もバイノーラルビートが効果あるようにするために、ヘッドホンや枕スピーカーが必要なことです。

２.明晰夢のセミナーに参加する方法

ヘミシンクを使った明晰夢のセミナーは、モンロー研究所では5泊6日で公式に行われています。残念ながら、日本語版で行っているアクアヴィジョン・アカデミーのプログラムには現在はないようです。

それ以外の方法による明晰夢セミナーは、国内でもいくつか行われているようです。
下に紹介している明晰夢を見るための手法に、誘導瞑想や催眠を組み合わせるやり方が多いようです。参加したい方は「明晰夢セミナー」で検索してみて下さい。

３.明晰夢を見るための手法

明晰夢については、DVDやCDのようなツールやセミナーを利用しなくても、成功している人も多くいます。
明晰夢を見るための手法は、いくつもあって、書籍やネットで紹介されています。
（再就寝法、MILD法、WILD法など）

基本的には、明晰夢について評価の高い本を読み、夢日記をつけて夢の記憶を増やしながら、再就寝法などのメソッドを試すことです。、

詳しくは、超能力.netの明晰夢の項目を参照ください。

明晰夢で得られること

明晰夢を見られるようになれば、どんな効果やメリットが得られるのでしょうか。

先ず、空を飛んだり、水の中に潜ったりできますので、超能力を使う体験ができます。これをきっかけにあなたの超能力が目覚めるかもしれません。

それ以上に、あなた自身を深く知ることで、現実の人生に役立てることが出来ます。
あなたが抱えている心理学的な諸問題（たとえば不安症、トラウマなど）を解決したり、今後の生き方の指針を得ることが可能です。
また、創造的な発見や発明に役立てられるかもしれません。

モンロー研究所のセミナーの紹介には、次のようなメリットが掲げてあります。

気づきの拡大
魂が前世から今世、来世へと続いていることを実感する
あなたの隠れていた能力がわかる
恐怖や思い込みから解放される
感情的または肉体的な癒し
芸術的な表現や洞察を発見
現実をより広い見地、総合的な見地から見ることができる、など

ヘミシンクで明晰夢を見た体験談

私が明晰夢を見ることが出来るようになるまでの経緯を紹介します。

１.ヘミシンク「明晰夢シリーズ」を購入
毎晩寝るときにかけて、エクササイズを行いながら眠りに入っていました。
しかし、１ヶ月経っても朝まで眠ったまんまで、なにも起こりませんでした。

２.「BSQ 瞑想２」で脳波誘導に慣れる
詳しい人に相談したところ、ヘミシンクで明晰夢を見るためには、ヘミシンク周波数と睡眠のサイクルがマッチすることが必要だということでした。
つまり、DVDのヘミシンク周波数が高くなる（ベータ波になる）ポイントが、私のREM睡眠のときと重ならないといけないわけです。

そのためには、眠っているときも、私の脳波がヘミシンク周波数に同調するようになることが重要です。
そこで、脳波コントロールに慣れるために、誘導効果がより高いとされる「BSQ 瞑想２」を使ってみましたた。

すると数回の使用で、リラックスして、深い変性意識状態に入れるようになりました。

３.ヘミシンク「明晰夢シリーズ」再開
こうして脳波誘導に慣れたところで、またヘミシンクの「明晰夢シリーズ」DVDを聞き始めました。

すると、すぐに、はっきりした夢、色も形もありありとした夢を見るようになりました。
ただ、この時点では夢の中でなにをするとかは思いつくこともなく、そのまま夜中に目が覚めてしまいます。

４.夢のコントロールは、なかなか難しい
夢は鮮やかにリアルなものにはなりましたが、夢をコントロールできない状態がずっと続きました。

が、あるとき、自分が夢の中で浮かぶことが出来ました。これは私が夢の中でやりたいと念じていたことです。
ただ、宙に浮かぶといっても、想像していたように天井近くまで、ふわっーと浮き上がるのではなくて、かろうじてベッドの上から数センチ（数ミリかも？）浮かぶ程度なのです。

詳しい方にもう一度相談したところ、潜在意識のなかに、なにか障害があることが原因ではないかということで、気長にやっていれば、きっと高く浮かんだり、他に夢の中でやりたかったことが出来るようになるということでしたので、それを信じて続けました。

５.夢の中で元カノに再会・謝罪することができた
３ヶ月くらい経った頃から、宙に浮かぶ高さも高くなってきました。
それに合わせて、自分が夢の中でやりたいと思っていたことも次第にできるようになってきました。
たとえば、昔自分が浮気をして酷い別れ方をした前の彼女（いまは海外にいます）に会って、真剣に謝ることができました。夢の中で彼女は、最初は私が謝っても反応はなかったのですが、２度目に謝ったときは許してくれたのです。

いま私は夢を見ることが心から楽しいです。本当にリアルで色も鮮やかで、現実の世界を体験しているようです。起きてからも幸福を実感しています。