ヘミシンクに「モーメント・オブ・レバレーション（Moment of Revelation 啓示の瞬間）」というＣＤがあります。
音声ガイダンスと効果音の入ったマインドフードの１つです。
「モーメント・オブ・レバレーション」とは
あなたが、人生において、大きな決断をしたり、悩んでいるときに、あなた以上の経験を積んだ知的生命体から援助を受けてはいかがでしょうか。
神とか守護神とかハイヤーセルフなどと呼ばれるものから、知恵のメッセージ＝啓示を受け取るのです。
たとえば、あなたが
「自分の人生の意味は」
「人生でなにを為すべきか」
「この人をパートナーにするのが良いか（結婚しようか）」
といったことに迷っているなら、このＣＤの誘導瞑想は役に立つはずです。
「モーメント・オブ・レバレーション」ＣＤの内容
最初に波の音、それに混じって鳥の鳴き声が聞こえてきます。
それからゆったりした音楽とヘミシンク周波数を背景に、音声ガイダンスが流れます。
ガイダンスは以下のように進んでいきます。
１.イントロダクション
先ずは
・リラックスする
・物質を超えたこころのエネルギー系がある
・自分以上の知的生命体の援助を受ける
・啓示の形は様々である等
の話から始まります。
２.らせん階段を上がる
７つのらせん階段を１段1段リラックスしながら、上っていきます。
解説：
一般的に、リラックスするには、エレベータやエスカレーターなども含めて下るイメージを持つときが有利です。例：色の心像視
上がるイメージは、視野が広がったり、上位の存在（天や神など）に近づくときに有効です。
３.階段の上から雲の先にある割れ目を見る
頂上に達したら、あなたは豊かな白い雲に包まれます。雲の色は、緑から青へ、そして紫に変わっていきます。紫の雲に包まれていると、雲の割れ目が見つかります。
割れ目の先にあるもの、それがあなたへの啓示です。
啓示の内容は視覚的なものだけではなく、聴覚的イメージであったり、匂いであったり、体感であったり、直感であったり、人によって、その現れ方は様々です。
４.啓示を受ける
音楽＋ヘミシンク周波数が流れます。
（ここは音声ガイダンスはありません）
５.らせん階段を下りる
啓示の瞬間に心を留めながら、このエクササイズを終了させます。
紫の雲は、また青色に戻り、緑になって、白色に戻ります。
らせん階段を１段1段下りていきます。
最後に覚醒のためのキーンという高い音が流れます。
収録時間：32分
「モーメント・オブ・レバレーション」の感想と周波数解析
「モーメント・オブ・レバレーション」ＣＤのヘミシンク周波数を見ると、いくつかに分かれています。
先ず、最初から「らせん階段」を上がっていくまでに見られるのは、下の図の通り
50Hz前後の１Hzに導くバイノーラルビート
100Hz前後の ２Hzに導くバイノーラルビート
です。
これは他のヘミシンクCDにもよく見られるヘミシンク周波数です。
睡眠以下の脳波にしようとするもので、究極のリラックスを目指すものと思われます。
また、このＣＤの中核である「啓示を受けているとき」のヘミシンク周波数は、下の図の通り
128Hz前後の２Hzに導くバイノーラルビート
となっています。
これらのヘミシンク周波数からわかることは、これは非常に難しい内容だ、ということです。
前の「Hemi-Syncによる具現化」でも述べていますが、人の脳波は簡単に２Hzとか１Hzになるものではありません。数年聞き続けても、そこまで達しない人も多いでしょう。
（ヘミシンクのライバル「ホロシンク」のプログラムでは、２Hzになるのに最低でも半年、１Hzとなると数年かけて、50枚以上のＣＤを聞いて習得するプログラムになっています）
ですから、このＣＤで本当に啓示を得ようと考えるなら、長期間取り組む覚悟が必要です。
また、らせん階段を上がっていくイメージする時間が短いように思います。なかなか天上に達したようなイメージを掴むのは難しいように思います。
もし私がこのようなＣＤを作るなら、らせん階段ではなくて、エレベーターのイメージで作ります。
このＣＤの満足度：★★★（５星中）
＊ヘミシンクに使われているバイノーラル・ビートは、振幅が小さく効果が弱いという欠点があります。（「バイノーラル・ビートを聞く」参照）
このＣＤの効果を上げるには、BSQ「瞑想２」と併用すると良いです(^^♪
