臨死体験といえば、事故や病気などで一度亡くなったと思われた方が生き返る(蘇生する)ことです。西洋では、約4%の人が臨死体験をしているそうです。
ヘミシンクは、当然のことながら「死後の世界」を積極的に肯定しています。
そこで、ヘミシンクでは、誘導瞑想によって臨死体験するという「イントゥ・ザ・ライト(Into the Light)~臨死体験の瞑想」という2枚組のCDが発売されています。
これは欧米では、ヘミシンクのなかでも売れ筋No.1となっています。
果たして、瞑想で臨死体験ということが可能なのでしょうか?
常識的に考えると、相当怪しいように思われます。
ところが、今年の3月に誘導瞑想による臨死体験を裏付ける発表が、イギリスのダービー大学からされていまして、臨死体験の可能性を期待させるものとなっています。
臨死体験で起こること
臨死体験の事例は、数千件数万件が報告されていて、体験者が自分の体験を語っています。そのなかで共通なことは
- 時間感覚の喪失
- 空間感覚の喪失
- 亡くなった(愛する)人との出会い
- 光り輝く存在を見る
- 今までの人生の思い出(走馬灯)が見える、など
また、臨死体験をしたことで、その後の考え方も一転すると言います。
- 直観が鋭くなる
- 人生観が変わる
- 「自分は何者であるか」ということへの理解が深まる、など
誘導瞑想で臨死体験が可能だという話
2018年3月にイギリスのダービー大学から、誘導瞑想による臨死体験に関するレポートが報告されています。
参照:Meditation-Induced Near-Death Experiences: a 3-Year Longitudinal Study
それによりますと、日本人1人を含む8カ国12人の仏教修行者が、臨死体験の誘導瞑想を行ったところ、上に挙げている項目を体験したということです。
「臨死へ誘導する瞑想」と「通常の瞑想」との違い
この臨死へ誘導する瞑想をふつうに瞑想した場合を比べると、
・神秘体験をする割合は5倍に
・ノンアタッチメント(なにものにも執着しないこと)感覚は4倍に
なっていると報告されています。
「誘導瞑想による臨死体験」と「通常の臨死体験」との違い
「通常の臨死体験」は、突然やってきて、体験の内容も制御できるものではありません。対して、「誘導瞑想による臨死体験」は、時間や内容がコントロール可能という点が大きく異なります。
誘導瞑想による臨死体験には何年もかかる
このように「誘導瞑想による臨死体験」は、可能です。
しかし、このダービー大学の実験の参加者は、瞑想経験が短い人で15年、長い人だと50年以上ある仏教の修行者です。
そのような人が、3年もかかって臨死に似た体験をしているわけです。
(反対に1年目ではたいした成果はあがっていません)
「イントゥ・ザ・ライト」での臨死体験
では、ヘミシンクのCD「イントゥ・ザ・ライト(Into the Light)~臨死体験の瞑想」で臨死体験をされた方はいるのでしょうか?
唯一こんな報告があります。
そこで、「ゲートウェイ・エクスピリエンス」を購入して、自宅でもヘミシンクを聞き、エクササイズを続けてきました。でも、セミナーで体験したようなことは一切起こりませんでした。それどころか、フォーカスレベルも進んだり、また元に戻ったりして、一向に進歩しません。
やっぱり私にはヘミシンクは向いてなかったかと思ってしましたが、評判になっている「イントゥ・ザ・ライト」を聞いたら、とても素晴らしいことが直感的にわかりました。
そこで、「ゲートウェイ・エクスピリエンス」に代えて、4ヶ月ほど聞き続けてきました。
すると、この前午前3時に(睡眠サイクルの2サイクルめが終わったときが意識変容状態が深くなるので)「イントゥ・ザ・ライト」を聞き始めたところ、セミナーのときと同じように、光を見て、今度は亡くなった祖母に遭うことができました。
さらに次のエクササイズでは、体外離脱も体験出来ました。私には「イントゥ・ザ・ライト」の方が合っているようです。
他のレビューもありますが、たった1回や2回使用したからといってなにも起こらなかったというものが多いようです。
はっきり言って、そんなことは当たり前です。参考にはならないでしょう。
まとめ
瞑想による臨死体験は可能だという報告がありますが、可能になるためは何年にも及ぶ積み重ねが必要だと思われます。
ヘミシンクのCD「イントゥ・ザ・ライト(Into the Light)~臨死体験の瞑想」を使用する人は、その点を承知して、覚悟を持って始められるのが良いでしょう。
もしかすると、亡くなった人に会えるかもしれません。
追記:なお、まだ臨死体験が単なる脳内に起こる錯覚ではないかという疑念は残ります。
が、臨死体験談から錯覚ではない、現実の体験だという証拠があるという報告があるというので、追ってその点を調べることにします。